『花の嫁入り ―桃酒奇譚 天狗録―』冬ノ熊肉さん インタビュー

雅白(がじろ)役 冬ノ熊肉さん

本日の収録のご感想をお願いします。

 今回は雅白という天狗を演じさせていただきました。
 この仕事でこれまでに「人ではない」役を演じるのは初めてだったため、なかなか難しかったです。
 雅白の見た目はほぼ人間ですが、天狗という、生きている時間軸が人間とは異なる存在なので、価値観や感性を理解して合わせていくのに苦戦しました。

今回は、天狗という異形のものを演じていただきましたが、キャラクターを演じてみて、共感できる部分やそのほかに感じたことなどありましたら、教えてください。

 雅白は、今まで自分の山の中だけで生きてきて、その中しか知らなかった天狗なので、外の世界や山の中に入ってくる自分以外の者に対するリアクションが素直ですね。
 200年という歳月を生きていても、成人した大人とは違う、かといって子どものような感じでもないという、感情の発露の仕方がすごく不思議というか、かわいらしい部分もあるのだなと思いました。
 また、ヒロインへの独占欲や、ヒロインに対する感情に気づいてからは、天狗をちょっと身近に人として感じられて、そこがすごく雅白の素敵なところだなと思いました。

ファンのみなさんへメッセージをお願いいたします。

 「花の嫁入り」、今回は人ではありません!
 インタビューの冒頭でも言ってしまいましたが、今回は天狗ということで、色々と悩みながら収録させていただきました。
 どういうふうに形になるのかドキドキしているのですが、少しでも楽しんでいただき、雅白のことを好きになってもらえたら幸いです。
 天狗の雅白を何卒よろしくお願いいたします。
 ありがとうございました。

商品詳細

特典

オリジナルシチュエーションミニドラマCD(ダミーヘッドマイク使用)
「密やかな結界」

天狗の嫁として子を成したアナタは、雅白とともに子育てに奔走していた。
雅白はアナタを気遣い、触れ合うのを控えていたが、本当は触れたくてたまらない。
そんなある日、雅白は子どもに丸一日かけて山を巡る修行をさせ、アナタと二人きりの時間を作ることにしたのだが――。

オリジナルシチュエーションミニドラマCD(ダミーヘッドマイク使用)
「桜貝の約束」

アナタのために桜貝の貝柄を細工している雅白。
しかし、会話中に山で女狐から誘惑されたことを話される。
雅白は「後ろめたいことは何一つない」と言うが、女狐のことが気になって仕方ないアナタは落ち着かなくて――。

オリジナルシチュエーションミニドラマCD(ダミーヘッドマイク使用)
「白沙の秘め事」

山の外に遊びに行くことにしたアナタと雅白。
雅白は海を見るのは初めてで、浅瀬で波を心配する姿が可愛く見える。
アナタが雅白をからかおうと水を掛けたことから、水の掛け合いになり、二人は服を乾かすことにしたのだが――。