間近で感じられる彼の声──
優しく瞬く星の音が二人を未来へ導く
ストーリー
女子会の間、アナタは手にしたワインを乾杯以降、飲まずに北斗のことばかり考えていた。
就職して二年が経った。
仕事には慣れてきたもののある種の疲弊と閉塞感を抱くようになっていた。
「このまま流されてていいのだろうか」
そんな時、故郷の旧友からの連絡。有名シェフがフレンチレストランを開店したという報せ。
会話は昔話をともなって盛り上がり、休暇をとってそこで女子会を開こうという話がまとまった。
普段であれば冠婚葬祭でもないのに休暇をとるのは気兼ねする質だが、今回はそうすることに決めたのだ。
駅に降り、待ち合わせまでの時間を利用して予め土産を物色しようと訪れた店。
そこでアナタは、遠距離恋愛の末に自然消滅してしまった、元カレの北斗と偶然再会する。
恋人時代と変わらぬ会話にアナタの中にひとつの疑問が生じる。
「なぜ、この人と別れてしまったのか」
今は天文台付きの山小屋に住んでいるという北斗。
そのことへの好奇心を装い、女子会後の訪問を頼むアナタ。
見たこともないような立派な望遠鏡や囲炉裏のある温かな空間。
星や神話の解説をする北斗の声。そして消えないまま漂う疑問。
こらえきれずに回答を求めると一旦動揺した後、北斗は何かを自覚したといった感じになる。
やがて、二人から二年間の空白が溶け出し、アナタはいつの間にか北斗に押し倒されていた。
※本作品は、イベントにて公開したシナリオをスタジオで再収録したものです。
キャラクター紹介
小飯塚北斗(コイヅカホクト) CV:河村眞人
26歳
天文ライター兼、星専門のカメラマン。
祖父が建築した、私設天文台のある山小屋で日々を過ごしている。学究肌でひとりで過ごすことが好き。
交友関係は狭く、内向的傾向は窺えるがコミュ障や他人への配慮が欠けているという訳ではない。
親密になるまでの時間は普通の人より必要とするが、人当たりはいい方。
商品情報
品 名 | 天体の音楽 -Sphärenklänge- Aldebaran |
出 演 | 河村眞人 |
シナリオ | 雨宮だりあ |
イラスト | 雪印 |
発売元 | iris quartz(株式会社ノワ) |
品 番 | IQCD-2008 |
JAN | 4539690033587 |
発売日 | 2019年3月27日(水) |
価 格 | 2,200円(税抜) |
tracklist | 01.偶然の再会 02.彼の星ナビゲーション 03.伝わる今までの想い 04.夢じゃないぬくもり 05.お揃いの勇気 ※全編ダミーヘッドマイク使用 |
特典
配信販売
「ペルセウスにはなれなくても」
映画デートの後、スカイツリーの見えるホテルに到着した二人。
アナタが多忙でしばらく会えないかもしれないと伝えると、北斗は悪い予感を打ち消そうとするように肌を寄せ──。
「癒しのアウトドア・レシピ」
休日を合わせてキャンプに向かった北斗とアナタ。
北斗のアウトドア料理を堪能した後、テント中に。
いっしょにシュラフにくるまるうち、伝わる体温に意識が高まり、自然の流れで貪るようにお互いを求める。
「君からのご褒美」
天文ガイドブックの発売記念に、東京で写真展を開いた北斗。
仕事終わりに立ち寄ったアナタを出迎えたのは普段とは違うスーツ姿の彼。
慣れない立ち居振る舞いや気遣いで疲れた北斗を見留めたアナタは、頑張ったご褒美に──。