ドラマCD「馬鹿とハサミ」キャストインタビュー

みんなで掛け合えて楽しかったです。最初に持っていってプランより明るめな感じのお芝居でしたが、高橋さんのどっしりとしたお芝居に支えていただきました。バランス的な意味でも演じやすかったです。

不慣れな部分を感じ取ってくれたのか、陽介役の石谷くんがフォローしてくれた部分が多く、余計な事は考えず集中して取り組めた事に感謝です。
そして、座組の一体感を常に意識されるところもとても感銘を受けました。他キャストの方々も楽しい現場にして下さった一員です。

行き当たりばったり感、そして寂しがりな一面がしっかり出たらと。そこが彼の大きな魅力であり武器であると思うので。最後のシーンに至るまでの感情の変化は、グラデーションのように自然になればと。

筋間は寡黙なキャラクターですので言葉が少ない中での感情変化は意識をしました。表にあまり出さない人でも声色には微妙な変化が起こると思いますので、少しでもその心の中の揺らぎを伝えられたらな、と。

友人達と話すシーンは学生の頃を思い出すようなワイワイ感でしたね。あとはベッドのシーン。静かな中での掛け合いが本当にそこにいるような臨場感を出していたと思います。

「仕置き」というセリフが出てくるシーンは筋間のキャラクターが全面に出てくる場面で、二人の関係性が強調されるところだと思います。

陽介役の石谷春貴です。２人の精神的な動きが、しっかり描かれている作品ですし、だからこそ、細かなお芝居でそれを皆様乗せております。原作の表情、そして声と共に楽しんでいただけると幸いです。よろしくお願いします。

この度、筋間巧役として参加させていただきましたが、原作で印象的だったのが素直になれない二人が時を重ねることによって距離を縮めていき、ぎこちなさもありながら相手へ心酔していく愛情表現です。原作ファンの方々が感じ取っている二人の関係性により近づけることを意識したので、感じ取ってもらえる事ができたら嬉しいです。
最後になりますが、たくさんの方に聴いて頂きたいです。宜しくお願い致します＆ありがとうございました。