仁木悠一役 山谷祥生さん
矢澤颯太役 中島ヨシキさん
徳永将紀役 沢城千春さん
収録の感想をお願いします。(※敬称略)
山谷
とてもテンポよく録れてよかったです。
中島
早かったですね。サクサク録っていただきました。会話の流れがきれいでしたね。仁木くんの独白が多いんですけれど……。
山谷
確かに、多かったですね。
中島
そのテンポ感がすごく良くて。
山谷
あら。
中島
おもしろかったし、セリフ回しも良かったし、原作よりもさらにコミカルになっていたのが印象的でした。
山谷
なるほど……。ありがとうございます……。
中島
なんだよ、せっかく褒めたのに!
山谷
あはは(中島さんは)なかなか褒めないから。
沢城
ヨシキくんに褒められると、なんか逆なんじゃないかって思っちゃう。
中島
なんで!?
沢城
山谷
山谷
あはははは!
山谷
作為的なことを感じる(笑)
中島
ないよ、裏は!
沢城
最後にどんでん返しがくるかもしれないから。
山谷
「俺はこれくらい褒めたけど、お前は?」って。
沢城
(笑)
中島
それは……ある(笑)
山谷
それはあんのかい!いや、でも、本当に(中島さんは)すごかったですね。なんて言うんでしょう……。
中島
世界で一番薄っぺらかったよ、今の褒め方。
沢城
(笑)
山谷
いや、言葉にするのがなかなか難しいんですけど……。
中島
わかりました。じゃあ、大丈夫です。
山谷
(笑)
沢城
今の「すごかったですね」って、写真見せられて「あ~…いい子そうだね」っていう感じと一緒(笑)
山谷
中島
中島
(笑)
山谷
原作も読ませてもらいまして、僕の中で原作の矢澤さんのイメージが、かなり(中島さんの声に)近かったんですけど、事前チェックの段階のイメージと実際にマイク前に立って掛け合いをさせてもらった時に聞こえてくる音が合致して、僕自身も自分が演じるキャラクターにすんなりと入っていけました。彼は掛けるのがうまくて、自分は受けるだけでいいので、その掛けに助けられたシーンは多々ありましたね。
中島
ありがとうございまーす!
山谷
今のでいかがでしょう?
中島
120点!(拍手)
山谷
収録はとても楽しかったです。
沢城
ちなみに、僕の役はどうでした?
山谷
え? ちょっと、わからないですね。……って、一緒にやってないから!
中島
僕たち聴いてないからね。
3人
(笑)
※
沢城さんの収録は同日別録りで行われました。)
中島
完パケが楽しみです。
沢城
そうかそうか……(笑)
山谷
じゃあ、自己評価して?
沢城
自己評価は非常に満足だったなと!
山谷
中島
中島
アハハハハ!!(爆笑)
中島
さすが!
山谷
謙遜のかけらもない(笑)
沢城
僕の役は『飯食いにいくぞ~!』って。
中島
それしか言わない(笑)
沢城
そう。それしか言わなくて、それが一番印象的なシーンなんですけど、食いしん坊なのかな?
山谷
食いしん坊でしたね。そして、すぐドアを開けちゃうから。
中島
そうそう。
山谷
デリカシーがないよね。
沢城
結構「飯食いにいくぞ~」っていうセリフがあって、セリフもビックリマーク(!)がバンバンついているところがあったから、『(勢いよく)飯食いに行くぞぉぉぉ~~~~~!!!』って演技したら、『すいません、もうちょっと落ち着いた感じで』って言われて(笑)
山谷
いやいやいや(笑)
中島
それ、やる前に気づいてほしかったね。
沢城
まあ、そうだろうなって思ったけどね。
山谷
中島
中島
(笑)
沢城
チャレンジですよ。僕はこれだけ変えられるよ、っていうのを見せたいと思って。
山谷
(笑)
沢城
でも、楽しくやらせていただきました。
山谷
かなうことなら一緒にやりたかったですけどね。
沢城
ね、本当に。
山谷
みなさんの応援次第では、僕らがまた続編を演じさせていただける可能性もきっとあると思うので。
中島
ええ、ありますからね。
山谷
そのときはみんな揃ってやれたらいいですね。
今回演じられたキャラクターの魅力や共感できる部分を教えてください。
中島
飯食いに行くところかな、やっぱりね。
沢城
飯食いに行く……(笑)そうですね。でも僕はあんまりプライベートで飯食いに行かないんです。あんまり食に対して執着がないから。
山谷
僕がそこそこ誘うけど、断られた回数の方が断然多い。
沢城
アハハハハ! 僕は節約生活がすごくて、スーパーをこよなく愛してるから。
中島
そうなんだ……。
沢城
「食いに行くぞー!!」っていうのがなくて、自分で作ろうかなって。
中島
え~…、ギャップ!
沢城
だから、ご飯の話では共感できなかったんですけれど。
山谷
でも『(沢城さんの家に)飯食いに行ってもいいですか?』って言ったら、そこはたぶん、オッケーしてくれるよね…?
沢城
オッケー、オッケー! 作るよ!
中島
へ~……! 家庭的!
沢城
得意料理は……。
山谷
なに? チャーハン?
沢城
違う。セロリのパスタ。
山谷
中島
中島
えっ!(驚)
中島
オシャン!
山谷
オシャンだ……!
沢城
ドォォォォォォォォォン!(ドヤ!)
山谷
中島
中島
アハハハハ!(爆笑)
山谷
子供か!
山谷
中島
中島
アハハハハ!(爆笑)
山谷
二歳児の喜び方だ(笑)
沢城
バァァァァン!(さらにドヤ!)
山谷
中島
中島
アハハハハ!(爆笑)
山谷
キャラクターの共感じゃないけど、ヨシキもね、千春さんと共感できる部はあるでしょ? 料理作れるし。
沢城
料理作るんだ?
中島
パスタとかは好きで作りますけど。
沢城
……なんか、キュンとしちゃった…。
中島
え、なんで……?
沢城
ギャップ、ギャップ!
中島
ギャップあります?
沢城
外で食べてそうなイメージ。
中島
ほ~う……。
山谷
これは徳永×矢澤ラインもありそうだね(笑)
沢城
ね。
中島
あるかな?
沢城
あるんじゃない?
山谷
これからね。
沢城
(徳永ボイスで)『一緒にパスタ作ろうよ……』
中島
それ、キャラじゃなくて、俺たちじゃない!
沢城
山谷
山谷
(笑)
山谷
ただの沢城千春と中島ヨシキだよ(笑)
中島
矢澤さんはですね、最初はもっと低い声なのかなって思ってたんです。背は高いし、ガタイもいいし、スポーツやってるし、顔もかっこいいし。ニッキーと比べると男らしい感じなので、もうちょっと低い感じをイメージしていたら(原作の黒木)先生が「学生に戻っていただいて」って言ってくださったんです。
山谷
リアル高校生で。
中島
うん……。でもリアル高校生って、もうどこかに置いてきてしまって……。
山谷
リアル高校生じゃないからね(笑)
中島
振り返っても1ミリも思い出せないんですけど……。
山谷
1ミリは思い出そうよ!
中島
(笑)
中島
逆に、自然体で演じようとしたのがよかったのかなって。それがテンポ感につながったのかもしれないと思います。共通点…共感……はどうかな。あ、(矢澤のように)前髪は上げたくないですね。
山谷
ふふふ(笑)前髪を上げるって、なかなかできることじゃないからね。
沢城
そうなんだ?
山谷
(沢城さんは)上げてるけど。
沢城
僕は短髪の時はピッ!って(上げてた)。なんで、上げたくないの?
中島
おでこ広いんで……。
沢城
そう……?
山谷
おでこもあるし、前髪を上げるって、本当のイケメンにしか許されてないでしょ?
沢城
(笑)
中島
(前髪を上げると)頭が大きく見えちゃう。
山谷
千春さんは、かっこいいから。
沢城
ベッカムとかね。
山谷
中島
中島
ベッカム……(笑)
山谷
例えが古いよ!
中島
若干古い(笑)
中島
ニッキーはどうですか?
山谷
共感ということで言えば、ニッキーが矢澤さんに関して、なんでも受け入れてくれるというところと、ヨシキが僕のことを否定せずに「そういうものもあるんだ、へ~…」って言ってくれるところはちょっと似てる。「え? 聞いてくれるの?」って。
中島
矢澤さんで言うところのBLに対してだね。
山谷
そうそう。BLに対して抵抗がないところね。今まで生きてきた中で社会的に良くないものとか、偏見・先入観って絶対あるけど、それも自分の中にありつつも「僕はいいと思うよ」って言ってもらえるところが、ニッキーと僕で同じ立場で共感できるかな。
沢城
なるほどね。
山谷
どうでしょう?
中島
120点!
沢城
おーい!
山谷
ありがとうございました!
山谷
仁木くんと僕の似てるところは……。焦ったときに動揺が出ちゃうところですかね。出なさそうって言われるんですけど、わりと嘘が下手で、良くも悪くも出ちゃうんです。そこはニッキーと似てるのかなと。それから、好きなものの話になったときに、ぶわ~っとしゃべっちゃう感じも似てるかもしれない。相手の様子は見ますけどね。相手も好きだったら「あ~、そうなんですか! 僕も好きなんですよ!」って話すけど、相手が「や~、僕はあんまり……」ってなったら素直に引く。そこは仁木くんとの違いかもしれないけど、好きなものについては、饒舌にまくしたてちゃうところとか似てるかなって思います。
沢城
くくく……(笑)
山谷
千春さん、相槌下手ですね(笑)ずーっと思ってたけど。
※
山谷さんの話にずっと相槌を打っていた沢城さん
沢城
いや、うまいよ。
山谷
自分で相槌うまいっていう人いないよ(笑)
沢城
仁木くんは心きれいだよね。
山谷
仁木くん「は」?
沢城
「は」。
中島
アハハハハ!
山谷
そこは、仁木くん「も」でいい。
中島
(笑)
山谷
まあ、僕よりはずっときれいですけど。理解者を見つけてわ~っと寄っていくあたりとか、すごくかわいらしいなと思ったりしました。
作中で仁木くんがBL作品を読んで心穏やかになるシーンがありますが、みなさんの心穏やかになれることを教えてください。
山谷
もう僕、答えちゃっていいですか?
沢城
どうぞ。
山谷
僕、プラネタリウム。
沢城
中島
中島
え~っ……!!(驚)
山谷
(二人の驚きに対して)やめて、やめて!
中島
似合わねぇ~!
山谷
そこは「わかる、わかる!」でいいじゃん!
沢城
プラネタリウムに金払いたくねぇ~!
山谷
でも、プラネタリウム安いからね!
沢城
安い?
山谷
うん、2000円とかだから。
沢城
たっ……か!
中島
俺も、思ってた3倍ぐらい高かった……。
沢城
いやいやいや、300円ぐらいだと思ってた!
中島
(笑)
山谷
舐めんな! プラネタリウム舐めんな! マジで(笑)
中島
なんでプラネタリウム?
山谷
僕、星が好きなんですよ。単純に。
中島
やっぱり、いつか人間も星に還るから。
山谷
僕もいつかあそこに行くんだ……じゃない!
中島
(笑)
山谷
あれ、うちのおじいちゃんだ…とか思わないから!
沢城
(いい声で)星になった山谷……。
山谷
なりそうだけどね!
山谷
天体観測とかも好きだし、父親が昔、唐突に天体望遠鏡を買ってきて星を見てた時期があって、その延長ですね。地元の仙台にはあまり星を見ることができる施設がなかったんですけど、東京来たらいたるところに(プラネタリウムが)いっぱいあって、落ち着きたいな、癒されたいなとなったときには、プラネタリウムに行きます。
中島
なるほど……。
――プラネタリウムバーとかもありますよね。
沢城
中島
中島
えーっ!!(驚)
山谷
あります、あります。
中島
それはちょっと行きたい。
沢城
そんなの、あるんだ?
山谷
あるある。
沢城
ペンギンがいるバーしか知らなかった。
山谷
それは知ってるんだ!?
中島
(笑)
中島
僕は仕事をしてないときの時間のつぶし方がわからないんですよ……。
山谷
ずっと仕事をしていたい……?
中島
いやいや、そうではないんだけど。常に働いているっていうのも、それはそれで大変だなと思うんだけど、例えば仕事と仕事の合間に変に時間が空いた時の過ごし方がわからないくらい、今、趣味がない。
沢城
ないんだ?
山谷
多趣味そうにみえるけどね。
中島
いろいろ手をつけるけど。
沢城
飽き性なの? 今まで何に手をつけてきた?
中島
スニーカーとか。
山谷
スニーカーは、はまってるよね。
中島
今、はまってる。でもそれって時間つぶせない……。
沢城
確かに、スニーカーで時間はつぶせないね。
中島
リラックスっていうところで言うと、何をしてるんだろう……。仕事だから切り替えて頑張ろうみたいなオンオフもなくて……。だからあんまりストレスないんでしょうね。
沢城
なるほど。
山谷
料理好きな人は、料理作っている時間が結構リラックスになったりするって言わない? 無心になれるから。
中島
料理している時間は楽しいし、ご飯も美味しく作れるんだけど、本当に皿洗うのだけが面倒で。
山谷
やりましょう。
中島
あ、ありがとうございます!
山谷
やるんで、料理を作ってください。
沢城
紙皿買ってくるんで。
山谷
(笑)
中島
あ! それがいいや!!
山谷
それがあるね。
中島
捨てればいいんだ。でも、資源は大事にしないとね(笑)
中島
沢城さんはどうですか?
沢城
俺は何かなぁ……。……プラネタリウムですね。
山谷
おい!
沢城
(笑)
山谷
嘘つけ~! お金払うの嫌だって言ってただろ、さっき!
中島
ボケの重ね方が古い(笑)
沢城
(笑)。僕はなんだろうな……。
山谷
ギター弾いているときでしょ?
沢城
いや、デ●ーズ行くときかな。デ●ーズでクリームあんみつ食べているとき。
山谷
中島
中島
アハハハ!(爆笑)
山谷
女子か!
中島
かわいい!
沢城
デ●ーズは、ちょっと料金設定もお高めで。
中島
ファミレス的にはね。
沢城
そうそう。だから、ざわざわ感がないから一人で行きます。
中島
ロ●ホがいいですよ、ロ●ホ。
沢城
ロ●ホは高いよ。ステーキとか頼んだら、3500円とかしますよ!
中島
そうですね(笑)
沢城
俺、ロ●ホに入ってメニュー10往復してそのまま出たんだから…。
中島
すみません、やっぱり出ますって…?
沢城
そうそう。
山谷
中島
中島
アハハハ!(爆笑)
沢城
ということで、クリームあんみつ食べているときですかね(笑)
中島
それ、かわいい。
沢城
実は僕もね、そういうオンオフっていうのがあんまりないのよ。
中島
難しいですよね。
山谷
二人とも心乱れる瞬間ってなさそう。日常でオンオフがそんなにないタイプでしょ?
中島
うん。
沢城
ない。
山谷
変な疲れ方とかしなさそうだよね。
中島
まあ、そうね。
沢城
ないね。
中島
絶対起きたら忘れてる。
山谷
やっぱり、みんな心が荒れているなっていうときに何かしようとするから。
沢城
そういう時はプラネタリウム。
山谷
もう行ってんだっつーの!
沢城
中島
中島
(笑)
ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
沢城
先ほどの話にもありましたけれど、癒されたいときにはぜひぜひこのCDを聞いていただいて、我々が感じたものと同じものを感じていただければ非常に嬉しく思います。ぜひみなさん、よろしくお願いいたします。
中島
原作コミックス1巻の颯太とニッキーの話を音声化させていただいたんですけれど、音声化になってない部分では、徳永くんと同室の滝川くんというキャラクターがいたり、2巻では新キャラがいて「え、そんな…え?」と思う展開が……。
山谷
えー!!!
中島
ロン毛眼鏡が出てきまして。
沢城
えっ!!! 俺のこと?
※
収録現場に眼鏡をかけていらっしゃった沢城さん
中島
アハハハ(笑)
山谷
「俺のこと?」じゃないよ!(笑)
沢城
それ、キャスティングミス~~!!
3人
(笑)
山谷
じゃあ、徳永くんと兼ねましょ?
沢城
兼ねましょう!
中島
無理でしょう(笑)
中島
原作ではドラマCDの先のお話もあって、それも音声化できたらいいなと思いますので、ぜひ引き続き応援していただけたら嬉しいです。
山谷
本当に楽しい収録で、その楽しさってすごく大事だと思います。現場の雰囲気もよくて、メインキャストだけじゃなくて、その脇を固めてくれているみんなと会話を重ねながら録れた作品です。作中にそのテンポ感があらわれているんじゃないかと思います。また、お話自体も面白くて、すごく聴きごたえのある作品になっているんじゃないかと思います。これは繰り返しになってしまうんですが、今回このCDを聴いて初めて作品の存在を知る方もいらっしゃるかと思うのですが、原作ではドラマCDのその先のお話が描かれています。ヨシキが言ってくれたように、原作をまだ読んでいない方には、ここから原作の方を読んでもらえたら、僕らとしてはより嬉しいなと思います。CD、原作ともどもよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
商品詳細
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コミコミスタジオ・イラストカード(コミコミ限定ミニトーク&メーカー共通特典ミニドラマ2本が試聴できます)
※「コミコミ限定ミニトーク」出演:山谷祥生、中島ヨシキ、沢城千春
・コミコミスタジオオリジナル特典 黒木えぬこ先生 描き下ろしペーパー